胃腸の働きを良くするツボ|ご自宅でできるやさしいセルフケア

ツボで体を整えるという考え方

東洋医学では、体には「ツボ(経穴)」と呼ばれるポイントがあり、
そこを刺激することで体のバランスを整えると考えられています。

ツボは、神経や血管が集まりやすい場所でもあり、やさしく刺激することで、内臓の働きにも変化が起こりやすいとされています。


なぜ鍼やツボで胃腸の働きが整うのか

胃腸の働きは、自律神経によってコントロールされています。

自律神経には、体を活動させる交感神経と、リラックスさせる副交感神経があります。

このうち、胃腸の動きは主に副交感神経によって高まります。

さらに、副交感神経の中でも「迷走神経」と呼ばれる神経が、胃や腸の動きを直接コントロールしています。

ストレスや緊張が続くと、交感神経が優位になりやすく、胃腸の動きは弱くなってしまいます。

鍼やツボの刺激によって体がリラックスしやすくなると、副交感神経が働きやすくなり、迷走神経の働きも高まります。

その結果、胃や腸の動きが活発になり、消化や吸収がスムーズに行われやすくなります。


胃腸の働きを整えるおすすめのツボ

ご自宅でも取り入れやすいツボをご紹介します。


●足三里(あしさんり)

ひざのお皿の下から指4本分ほど下、すねの外側にあるツボです。

胃腸の働きを整える代表的なツボとされており、食欲のムラや疲れやすさが気になるときにも使われます。

体の土台を整えるようなイメージで刺激してみてください。


●手三里(てさんり)

ひじを曲げたときにできるしわから、指3本分ほど手首側に下がった位置にあるツボです。

消化機能や体の巡りを整えるとされており、胃腸の不調や体のだるさがあるときにおすすめです。


●中脘(ちゅうかん)

おへそとみぞおちのちょうど中間にあるツボです。

胃の働きと関係が深く、胃もたれや食後の不快感があるときに使われます。

やさしく手を当てるだけでも、体が落ち着きやすくなります。


ツボの押し方

ツボは強く押す必要はありません。

ゆっくりと呼吸をしながら、心地よいと感じる強さで刺激してみてください。

お腹まわりのツボは、押すというよりも、やさしく触れるように行うのがおすすめです。


日常の中で取り入れてみてください

・食後に少し落ち着いたとき
・お風呂のあと
・寝る前

こうしたタイミングで行うと、体がゆるみやすくなります。


少しずつ整えていくことが大切です

胃腸の不調も、日々の積み重ねで起こることが多くあります。

無理に変えようとするのではなく、こうしたセルフケアを少しずつ取り入れていくことで、体はゆるやかに整っていきます。


お悩みの方へ

なかがわ鍼灸治療院では、体の状態を丁寧に確認しながら施術を行っています。

胃腸の不調が続いている方や、体のだるさが気になる方は、体のバランスが関係していることもあります。

気になる方は、お気軽にご相談ください。