血糖値スパイクが体に与える影響とは?|内臓への負担と健康への影響について
食後の血糖値の急上昇は体に負担をかけることがあります
前回の記事では、血糖値スパイクについてお話ししました。
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急激に上がり、その後急激に下がる状態のことです。
実は、この血糖値の急激な変動は、単に眠気やだるさを引き起こすだけではありません。
長期間続くことで、さまざまな臓器にも負担をかける可能性があります。
血糖値が高い状態では血管に負担がかかる
血液中にブドウ糖が多い状態が続くと、血管の内側にダメージが起こりやすくなります。
血管は全身の臓器へ栄養や酸素を運んでいるため、血管の状態が悪くなると全身へ影響が及びます。
特に
・心臓
・脳
・腎臓
・目
などは細かい血管が多く、影響を受けやすいと考えられています。
膵臓(すいぞう)への負担
血糖値が上がると、膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは、血液中の糖を細胞へ取り込み、血糖値を下げる働きをしています。
しかし血糖値スパイクが繰り返されると、膵臓は何度も大量のインスリンを分泌しなければなりません。
その状態が長く続くと、膵臓へ大きな負担がかかることがあります。
肝臓(かんぞう)への影響
食後に吸収されたブドウ糖は、まず肝臓へ運ばれます。
肝臓は余った糖を「グリコーゲン」として蓄える働きがあります。
しかし、糖質の摂りすぎが続くと、処理しきれなかった糖が脂肪へ変換されることがあります。
その結果、
・脂肪肝
・中性脂肪の増加
につながることがあります。
血糖値スパイクと活性酸素
血糖値が急激に上がると、体内では「活性酸素」が増えやすくなります。
活性酸素は、細胞を傷つける原因の一つと考えられています。
増えすぎることで
・血管へのダメージ
・細胞への負担
・老化の促進
などに関係すると言われています。
血糖値スパイクとAGEs(終末糖化産物)
血液中の糖が多い状態が続くと、体内のたんぱく質と糖が結びついて「AGEs(終末糖化産物)」が作られやすくなります。
これは「体の焦げ」と表現されることもあります。
AGEsが増えると
・血管が硬くなる
・肌のハリが低下する
・老化が進みやすくなる
などとの関連が指摘されています。
自律神経にも影響することがあります
血糖値が急激に上がり、その後急激に下がると、体は血糖値を維持しようとして交感神経を活発に働かせます。
その結果
・動悸
・イライラ
・不安感
・疲労感
などにつながることがあります。
また、自律神経の乱れは胃腸の働きや睡眠にも影響を与えることがあります。
血糖値を安定させることが大切です
血糖値スパイクは、一度起こったからすぐ病気になるというものではありません。
しかし、毎日のように繰り返されることで、少しずつ体へ負担が蓄積していく可能性があります。
そのため
・よく噛んで食べる
・野菜から食べる
・たんぱく質を一緒に摂る
・甘い飲み物を控える
・食後に軽く歩く
などを意識することが大切です。
お悩みの方へ
札幌市西区のなかがわ鍼灸治療院では、体の状態を丁寧に確認しながら施術を行っています。
疲れやすさや自律神経の乱れ、胃腸の不調などが気になる方は、日々の食生活や血糖値の変動が関係していることもあります。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
