五臓から見る不調の原因/脾タイプの特徴と整え方

※これまでに「肝タイプ」「心タイプ」についてお伝えしてきました。
今回はその続きとして、「脾タイプ」について詳しくご紹介します。


脾タイプとは?

東洋医学でいう「脾」は、食べたものをエネルギーに変える働きや、体に栄養を届ける役割を担っています。

いわゆる胃腸の働きと関係が深く、体を支える土台のような存在です。

この働きが整っていると、疲れにくく、体も安定しやすくなります。

反対に、脾の働きが弱くなると、疲れやすさやお腹の不調として現れやすくなります。


脾タイプに見られる体のサイン

なんとなく疲れやすく、体が重だるいと感じることはありませんか。

しっかり寝ているはずなのにスッキリしなかったり、食後に強い眠気を感じることもあるかもしれません。

また、胃もたれや食欲のムラ、下痢や軟便になりやすいなど、お腹の調子が安定しにくいことも特徴のひとつです。

東洋医学では、脾は「消化吸収」だけでなく、体のエネルギーを作る働きとも関係していると考えられています。

そのため、脾の働きが弱ると

・疲れやすい
・やる気が出にくい
・体が重い

といった感覚として現れることもあります。


なぜ不調が出やすくなるのか

脾タイプの方は、胃腸に負担がかかることで、体全体のエネルギーが不足しやすくなります。

例えば、食生活が乱れたり、冷たいものをとりすぎたりすると、消化の働きが弱まり、うまくエネルギーに変えることができなくなります。

その結果、体がだるくなったり、疲れが抜けにくくなったりします。

また、東洋医学では「考えすぎ」も脾に負担をかけるとされており、頭を使いすぎることでも、胃腸の働きが落ちやすくなると考えられています。


脾タイプの方に多い傾向

脾タイプの方は、まじめでコツコツと物事に取り組む方が多い印象です。

一方で、無理をしてしまったり、考えすぎてしまうことで、体に負担がかかりやすくなることもあります。

「なんとなく疲れが抜けない」
「お腹の調子が安定しない」

このような状態が続いている場合は、脾の働きが関係しているかもしれません。


脾タイプの整え方

脾タイプの方は、まず胃腸にやさしい生活を意識することが大切です。

食事はできるだけ決まった時間にとり、よく噛んでゆっくり食べることを心がけてみてください。

温かいものを中心にするだけでも、胃腸への負担は軽くなります。

また、冷たい飲み物や甘いものをとりすぎないようにすることも、体を整えるうえで大切なポイントです。

さらに、考えごとが続いているときは、少し頭を休める時間をつくることも意識してみてください。

体を整えるためには、「しっかり消化できる状態」をつくることがとても大切です。


鍼灸治療でできること

鍼灸では、胃腸の働きを整えながら、体全体のバランスを整えていきます。

血流を良くし、内臓の働きをサポートすることで、エネルギーがうまく巡りやすくなります。

その結果、体が軽くなったり、疲れが抜けやすくなる変化が期待できます。


体の土台を整えることが大切です

脾は、体の土台となる働きを担っています。

ここが整ってくると、他の不調も安定しやすくなります。

焦らず、少しずつ整えていくことが大切です。


お悩みの方へ

なかがわ鍼灸治療院では、体の状態を丁寧に確認しながら施術を行っています。

疲れやすさやお腹の不調が続いている方は、体のバランスが影響していることもあります。

気になる方は、お気軽にご相談ください。


なかがわ鍼灸治療院

札幌市西区で自律神経の不調、肩こり、腰痛、不眠などの施術を行っています。
体のバランスを整え、自然に回復する力を引き出す施術を行っています。